2011年12月11日日曜日

『ART TRACE PRESS』創刊

「作品について論じられるその言葉そのものが、ひとつの作品となるような地平を構築すること、別の言い方をすれば、詩を問うこと、芸術作品を問うことそのものが、詩的・芸術的営みであるような『場所を作り出すこと』がこの雑誌の目的なのである。」
・・・イブ・ボンヌフォアやパウル・ツェランらが関わった雑誌『レフェメール』への評(桑田光平「『レフェメール』の誕生とジャコメッティ(1)」より)。

昨年の『ART CRITIQUE』に続き、先鋭的な芸術批評誌の創刊が相次いでいる。まだ全てに目を通してはいないが、桑田氏の論考に加え、郷原佳以「透明人間の肉体、あるいは、模倣と接触--アポリネールと「絵画の起源」神話」、永瀬恭一「岡本太郎を見ることの不可能性」に強く惹かれた。
創刊号の特集はジャクソン・ポロック。



http://www.arttrace.org/books/details/atpress/atpress01.html


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