2012年11月26日月曜日

落合風景 佐伯祐三アトリエ記念館

 1921年(大正10)に建てられた佐伯祐三(1898-1928)のアトリエ付き住居は木造鎧張り、三角屋根、大きな採光窓という、その後20年以上スタンダード化するアトリエ建築の典型的様式であった(1930年代に普及する池袋モンパルナスの貸しアトリエ建築では壁面に巨大な作品搬出口が付くという進化形になる)。現在、住居部分はもうないが、アトリエ部分は解体修理を経て展示施設として公開されている。



1926年頃に描かれた「落合風景」の中の1枚(⑦)は今、

こんな風に。少し拡幅された道と電柱だけが往時の風景を忍ばせる。

◆「新宿区立佐伯祐三アトリエ記念館」 東京都新宿区中落合2-4-21(当時は東京府豊多摩郡落合村字下落合661番地)

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